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AI化で軽貨物の行政書士需要は消える?

自分で軽貨物運送事業許可を取得するには時間がかかります。なんと1年以上かけて軽貨物運送事業許可を取得する人もおり、自力で行うのは気が引けます。そういった手間のかかる軽貨物運送事業の許可取得は従来、行政書士が行っていました。しかし今、その行政書士の需要が減ってきています。そこには大きな理由が2つあります。1つ目は軽貨物運送業界のAI化です。数年前から運転支援システムや軽貨物運送車両のメンテナンスにAIが導入されてきました。もちろん書類作業にも例外なく影響をもたらしています。それは軽貨物運送事業の手続き始め、各種書類作成・申告をAIが行えるようになり、行政書士の仕事が食われていっているという現象です。2つ目は申請手続きの簡略化です。行政では脱はんこを始め、従来の煩雑な行政手続きの簡略化を推進しています。その為、行政書士に頼らずとも自力で申請手続きができるレベルまで簡単になっているのです。しかしながら、行政書士の仕事は軽貨物運送業界から姿を消すのかといえば、そうでもありません。なぜなら行政書士は代書分野における法律知識を駆使したコンサルティングができるからです。「既定の代書業務」+「法律家としてのコンサルティング」が組み合わさる事で、行政書士の仕事が無くなることはありえないでしょう。

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